ローカルの誰もが知るあの角のとこ【賃貸・店舗】

歳を重ねるごとにモノゴトの好き嫌いがはっきりわかってくる。モノの消費よりも体験に時間とお金に使いたいと思うようになる。歴史やそこに関わる人をより深く知りたいと思うようになり、新しい発見や人との繋がりができて楽しいし、もっともっと好きになる。

鎌倉のどのエリアが好きかでいうと、僕は、御成商店街のある御成町エリア。鎌倉駅東口エリアよりも人通りが減り、落ち着いた街並みと、個性的な個人商店が立ち並び、そこで営む店主やスタッフさん、店主に共感して集まる人たちの雰囲気が馴染むから。鎌倉に移り住んで8年が経った。御成商店街は、少しづつ建て替えが進み、昔ながらの誰もが知る店が店仕舞いをして、新しいお店の歴史が始まっている。

今回募集の新築一棟貸店舗（2棟募集）は、鎌倉駅西口改札出てすぐ目の前の御成商店街沿い。元々この土地には、手書きで「くろぬま」と書いてあった昔ながらのおもちゃ店があったこと、今でもふと思い返します。昭和の駄菓子屋さんのような雰囲気で地元に愛されたお店でした。今では想像できないですが、パチンコ店もあったとか。Googleマップで見れますよ。

もっと歴史を遡ると、御成（おなり）という名前には、歴史的な由来があります。明治時代（19世紀後期）、鎌倉に御用邸が設けられた際、皇族が通るための道として整備されたことから「御成りの道」と呼ばれ、そこから「御成通り」という名が生まれたそうです。現在もその歴史を背景に静かな気品が漂う通りとなっています。

そんなローカルなら誰しもが知るこの土地に間もなく完成する事業用店舗物件。鎌倉の町に馴染むように瓦屋根や木の格子などを取り入れてあるのが特徴です。建物向かって左の棟が建物名：海、右の棟が山。左の棟の前にはちょっとしたスペースが付いています。まだ完成前のため、室内は入れず、左の棟1階を外から室内の様子を覗いてみました。飲食店なら1階をキッチン+カウンター席含むテーブル席、2階をゆったりくつろげるソファ席を中心に設計してもいいかもしれないですね。

ここでどんな事業が成功しそうなのか？少しでもヒントになればと思い、御成商店街の名店を一部ですがご紹介します。商店街入口には、1967年から続くカフェ「RONDINO」が。例えば珈琲とスパゲッティセットで800円とお手頃価格で味わえます。駅近辺では珍しい喫煙可のお店。

「RONDINO」の前には「チョコレートバンク」。元は銀行が営業しており、銀行の名残を残しつつリノベーションしたお店。コロンビア産の上質なカカオを使用したチョコレートスイーツやドリンク、ハンバーガーなども提供するゆったりくつろげるお店です。

1本路地に入ると地元だけでなく、観光客にも人気のコーヒースタンド「THE GOOD GOODIES」。スペシャルティコーヒーを楽しめます。鎌倉駅周辺では珍しく朝8時から営業。一杯ごとに丁寧に淹れられ、目の前のドリッパースタンドから一滴ずつ落ちていく様子を眺めるのも特別感があり、店員さんと話しながら待つ時間さえ楽しいです。

御成商店街には、美味しいお店がまだまだ。地元で人気のパン屋「KIBIYAベーカリー」が営むレストラン「キビヤ」。パンはもちろんのこと、スパゲッティ、グラタン、ピザなどどれも美味しくて通いたくなるお店。

本物件横には地元客も観光客にも人気のそば処「志幸」。僕は、天丼そばセットか、かき揚げ丼そばセットを週1回は食べに通い続けています。それだけ美味しいしボリュームもあって大満足の店。

鎌倉で最高のハンバーガー食べるなら「THE BLISS BURGER」。肉汁たっぷりのパティと香ばしいバンズが相性抜群。他にもジェラート屋「GELATERIA SANTi」、クラフトビール専門店「Vana Vasa」、カフェバー「Vicolo」など、ファンが多くついているお店があるんです。鎌倉は日帰りの町の印象でしたが、最近はホテルや民泊も増え、御成商店街にはトーセイホテル がありますよ。

ご紹介したお店はほんの一部ですが、御成通り商店街、御成町にない要素は何なのか？その答えを導き出せれば、地元民に長く愛され、記憶に残るお店として成功できるのではないかと思います。そのスタートのサポートからエンジョイワークスでお任せ頂けると嬉しく思います。事業用店舗の内装設計も請け負っておりますのでお気軽にご相談ください。