江ノ島ランニングクラブ【賃貸・テラスハウス・2LDK】

ランニングを始めてもうすぐ10年が経とうとしている。

これまで何足も履きつぶしてきたアシックスのロードレース用シューズの紐を、慣れた手つきで、しかし慎重に結びながら、ふとその月日の長さを振り返る。

大学生だった僕は、徹夜と飲み会続きの毎日にせめて何か健康的なものを取り入れようと、走ることに決めたのだ。

はじめは家から数百メートル先のコンビニエンスストアまで行くだけで、こんな退屈なもののどこが健康的なのだろうか、これっきりでランニングシューズは下駄箱の奥底に

しみ込んでしまおうか、なんてふてくされながら帰宅していたのだが、翌朝になると僕はまたそのシューズを履いて、朝の街へと駆け出していた。

10年たった今でもそれは変わらない。いつも同じじゃあつまらないからと、逆回りに走ってみたり、見知らぬ住宅地の路地の角を覗き見たりしながら、今日も僕は地面を軽く蹴り徐々に心拍数を上げていく。



この街を走っていると、自分がまるで海鳥になったかのような感覚になることがある。新緑に包まれる川辺の小道を抜け、その緩やかなカーブに沿って走っていると江ノ島が見えてくる。

若い観光客でにぎわう商店街を抜け、海沿いを駆け出すと沖の方から波が風を運んできて、僕の背中をグッと押し出す。

その瞬間世界は重力を失い、僕の体はふわっと軽くなる。穏やかな海面と雲の間、そこから足元を見下ろすと、家族や友達、仕事仲間が暮らすこの街がなんだかちっぽけに見える。

そんなちっぽけな街並みが放つ淡く白い輝きは、この地球上のどんなものよりもきっと美しい。

だから僕は今日も走る。



青い壁に白の扉が似合うのは、さすが海の街、片瀬海岸。テラスハウスタイプのこちらのお部屋は、２LDKでカップル、ファミリー向けの間取り。

築年数こそ古いけれども、フルリノベーション済みで、お部屋も水回りもきれいで使い心地がよさそう。

よくあるテラスハウスだと階段が圧迫感があることも多いのですが、こちらはおしゃれなインテリアとして階段が機能しそうです。

観葉植物や海っぽい雰囲気の雑貨で飾り付けて、壁に絵を飾ったりして、南国風なお部屋にするのもありですよね！